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ヘマチンとは?効果とデメリットまで徹底解説【完全ガイド】

この記事の結論

ヘマチンとは、ダメージケアの分野で美容室に30年以上前から使われてきた補修ケア成分です。髪の大部分を占めるタンパク質と結びつく性質があるとされ、カラーやパーマを繰り返した髪のお手入れに向いています。

ただし、即効性のある成分ではなく、できること・できないことがはっきり分かれています。この記事では、期待できることと限界の両方を先にお伝えしたうえで、デメリット、配合量の見分け方、アイテムの選び方まで正直に解説します。

ヘマチンとは——由来と製法をやさしく解説

ヘマチンとは、血液の赤い色のもとであるヘモグロビンから、タンパク質(グロビン)の部分を取り除いて得られる黒褐色の成分、と説明されることが多い成分です。名前は聞き慣れなくても、カラーやパーマをあつかう美容室の現場では、30年以上前から施術後の髪をいたわるケアの一環として使われてきたとされています。原料が高価なため、ドラッグストアなどの市販品にはほとんど流通してこなかった、サロン生まれのヘアケア成分です。

ヘモグロビンからタンパク質部分を除いて黒褐色のヘマチンが得られる流れの図解
ヘマチンは血液中のヘモグロビンに由来する黒褐色の成分とされています

まず、ヘマチンがどんな成分なのかをひと目でわかる形にまとめました。

項目内容
成分の由来血液中のヘモグロビンに由来する成分とされています
見た目黒褐色。配合量が多い製品ほど、液の色が黒っぽく見える傾向があるとされています
主な使われ方美容室でのカラー・パーマ後の髪のケア。市販ではシャンプー・トリートメント・美容液などに配合
働き(化粧品の範囲)髪のダメージ補修ケア、ハリ・コシやまとまりを整えるお手入れ
向いている悩みカラーやパーマを繰り返した髪のパサつき、ハリ・コシ不足が気になる大人の髪
知っておきたい前提即効性のある成分ではなく、毎日の継続ケアが前提とされています

ヘマチンに期待できること

ヘマチン配合のヘアケア製品は「化粧品」です。化粧品にできるのは、髪を健やかに保ち、美しく整える範囲のお手入れです。その前提のうえで、ヘマチンは主に次の4つの目的で使われています。

髪の断面の内部タンパク質に小さな粒子が結びつくイメージ図解
ヘマチンには、髪の大部分を占めるタンパク質と結びつく性質があるとされています

1. ダメージ補修ケア

カラーやパーマ、毎日のドライヤーや紫外線で、髪は少しずつ傷んでいきます。ヘマチンには、髪の大部分を占めるタンパク質(ケラチン)と結びつく性質があるとされ、傷んだ髪の補修のお手入れに使われてきました。表面を上からおおうタイプの成分とは違い、髪の成分そのものと結びつく発想でケアできる点が、長くプロに注目されてきた理由のひとつです。

2. ハリ・コシを与える

年齢を重ねると、髪が細くなったように感じたり、ペタンとしやすくなったと感じる方が多くなります。ヘマチン配合品は、髪にハリ・コシを与え、ふんわりとまとまりのある印象に整えるお手入れとしても選ばれています。

3. カラー・パーマ後の髪のケア

カラーやパーマの直後の髪はデリケートな状態になりがちです。美容室では、施術後の髪をいたわる目的でヘマチンが使われてきたとされています。カラーを繰り返している方が、自宅での毎日のケアにヘマチン配合品を取り入れるケースも増えています。

4. 健やかな髪を保つ

ヘマチンのお手入れは、1回で終わりではなく毎日の積み重ねが前提とされています。日々のシャンプーやトリートメントに組み込んで、うるおいとツヤのある健やかな髪を保つ、という付き合い方が基本です。

ヘマチンに「できないこと」

調べていくと、ヘマチンに化粧品の範囲を超えた期待を持たせるような情報も見かけます。購入してから「思っていたのと違った」とならないために、できないことを先に知っておくのがいちばんの近道です。

この範囲を超える説明をしている情報には、少し注意が必要です。当サイトでは、化粧品としてできる範囲だけを扱います。

ヘマチンのデメリット・注意点

購入前に知っておきたい3つの注意点 きしみを感じる場合がある/液の色が黒く、色移りが気になる場合がある/価格帯がやや高め。それぞれの理由と付き合い方を解説します。

1. きしみを感じる場合がある

ヘマチン配合品の使い始めに「髪がきしむ」と感じたという声があります。感じ方は髪の状態や使い方によって分かれるとされ、トリートメントを重ねるなどの工夫で気になりにくくなる場合もあるとされています。きしみを含む「合わなかった」という声の背景は「ヘマチンは効果なし」と言われる5つの理由で、使い方の見直しポイントはエポプレミアムヘマチンの正しい使い方で詳しく解説しています。

2. 液の色が黒く、色移りが気になる場合がある

初めて手に取ると、液の黒さに驚くかもしれません。これはヘマチンそのものが黒褐色の成分のためで、品質の問題ではありません。ただし、浴室や白いタオルへの色残りが気になったという声もあるため、使用後に洗面台や浴室をさっと流すなど、扱いには少し気を配るとよいでしょう。

3. 価格帯がやや高め

ヘマチンは原料が高価とされ、配合製品は一般的なヘアケア製品より価格帯が高めの傾向があります。継続ケアが前提の成分のため、「無理なく続けられる価格かどうか」も選ぶときの大事な基準になります。

ヘマチンの配合量の見分け方

「ヘマチン配合」と書かれていても、どのくらい入っているかは製品によって大きく異なります。パッケージから配合量のヒントを読み取る、実務的な3つの目安を紹介します。

1. 液の色の濃さを見る

ヘマチンは黒褐色の成分のため、配合量が多い製品ほど液の色が黒っぽく見える傾向があるとされています。透明に近い液よりも、黒く濁った液のほうが配合量が多い場合が多い、というのがひとつの目安です。ただし着色成分などの影響もあり得るため、色だけで判断せず次の全成分表示とあわせて確認するのがおすすめです。

2. 全成分表示の記載順を見る

化粧品の全成分表示は、配合量が多い順に記載するのが基本とされています(一定量以下の成分は順不同)。パッケージや公式サイトの全成分表示で、ヘマチンが前のほうに書かれているかどうかは、配合量を推し量るわかりやすい手がかりです。

3. 美容室での取り扱いがあるかを見る

ヘマチンはもともとサロンの現場で使われてきた成分です。プロの現場で実際に取り扱われている製品かどうかも、品質を推し量る判断材料のひとつとされています。

見分け方のまとめ 「液の色の濃さ」「全成分表示でのヘマチンの位置」「美容室での取り扱い」の3点をあわせて見ると、配合量へのこだわりが見えてきます。

ヘマチン配合アイテムの種類と濃度の考え方

ヘマチンは、いろいろなタイプの製品に配合されています。代表的なのは次の3つです。

濃度の考え方はシンプルで、「手軽さを取るならシャンプー、配合量を重視するなら美容液タイプ」が選ばれる傾向にあります。いま使っているシャンプーやトリートメントを変えたくない方が、あいだに美容液タイプを足す、という取り入れ方もあります。

シャンプー・トリートメント・美容液の3タイプの容器を並べた比較イラスト
同じヘマチン配合でも、タイプによって配合量や使い方の設計が異なります

よくある質問

ヘマチンは毎日使っても大丈夫ですか?
ヘマチン配合のヘアケア製品の多くは、毎日のお手入れに使えるよう設計された化粧品です。ただし商品ごとに使い方が異なりますので、お使いになる商品の使用方法の案内に従ってください。
ヘマチンはどんな髪の悩みに向いていますか?
ヘアカラーやパーマを繰り返した髪のダメージ補修ケア、ハリ・コシやまとまりが気になる大人の髪のお手入れに使われることが多い成分です。合うかどうかは髪の状態や使い方によっても変わるとされています。
ヘマチンで髪がきしむことはありますか?
使い始めにきしみを感じたという声はあります。髪の状態や使い方によって感じ方が分かれるとされ、トリートメントを重ねるなどの工夫で気になりにくくなる場合もあるとされています。詳しくは本文のデメリットの章で解説しています。
ヘマチンの液が黒いのはなぜですか?
ヘマチンそのものが黒褐色の成分のためです。配合量が多い製品ほど液の色が黒っぽく見える傾向があるとされ、製品を選ぶときのひとつの目安にもなっています。
ヘマチンはすぐに実感できますか?
即効性を期待する成分ではないとされています。毎日の継続ケアを前提に、まずは一定期間続けてみることがすすめられています。実感しにくいケースとその理由は、当サイトの別記事で詳しく解説しています。

まとめ——ヘマチンは「正しく期待する」成分

ヘマチンは、美容室のダメージケアの現場で長く使われてきた補修ケア成分です。髪のタンパク質と結びつく性質があるとされる一方、即効性のある成分ではなく、化粧品としてできる範囲にも限りがあります。「できること」と「できないこと」を知ったうえで、液の色や全成分表示を手がかりに配合量にこだわった製品を選び、毎日のケアとしてコツコツ続ける——それがヘマチンとの上手な付き合い方です。

エポプレミアムヘマチン
美容室品質のヘマチンケアを自宅で試したい方は、配合量を重視した美容液タイプから検討するのもひとつの方法です。
公式サイトで詳しく見る
※リンク先は販売元の公式サイトです
オトナ髪ラボ編集部(仮)
調査・執筆

50代からの髪の悩みをテーマに、利用者への聞き取り調査データや販売元への取材をもとに「実際のところ」を調べて記事にしています。 編集部について